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【ナンガ(Nanga)】オーロラ350STD シュラフ レビュー

こんにちは。
ナンガのエントリーモデルシュラフのオーロラSTDのレビューが意外に少なくて、
購入の際に参考にする記事がSTDだとほとんどなかったので
一応簡単に書いておくことにします。
気になる方の参考になれば幸いです。

なお、ナンガとは的なことは他でも詳しく説明されているブログなども多く、
ご存知かと思われるので省き、
こちらのシュラフ(350STD)についてのみ記述したいと思います。
(記事目安5分)



目次

  • 概要
  • 各種スペック
  • 使用感
  • 比較
  • おすすめユーザー



概要

●モデル名:オーロラ350STD


豊富なカラバリ。一色で統一されているデザイン

登山やキャンプ、使い勝手の良い便利な夏用モデル。

元祖 シュラフカバーのいらない寝袋ナンガの、もっともポピュラーな“オーロラ”が誕生から20年、原点回帰。

シンプルな構造を採用し、コストを抑えた「誰でも・どこでも」 使えるオールラウンドモデル。


各種詳細スペック

【 SPEC /製品仕様 】

■ブランド名:NANGA
■商品名:オーロラ 350STD レギュラー
■商品型番:―
■カラー:レッド【N13TRE11】,パープル【N13TPR11】,イエロー【N13TYL11】,ODグリーン【N13TOG11】
■サイズ:レギュラーサイズ(適応身長178cm)
■収納サイズ:φ15×25cm
■素材:
<生地>
表地/オーロラテックス
裏地/40dn ナイロンタフタ
羽毛/スパニッシュダックダウン80-20% (650FP)
■重量:約980g
■羽毛量:350g
■快適使用温度/下限温度:7℃ / 2℃
■生産国:日本



使用感

●(前置き

冬用、夏用のシュラフはすでに所持しており、

冬用でも春先でも使えるので、というふれ込みでしたが

冬用だと-15度まで対応の為、春先の5~10度でも結構暑くなり

夜中に暑くて起きて足先のジッパーを開けて寝るのですが、
足先だけ冷えて、何となく起きたりした感じになり、気持ちよく寝れなかったです。


確かに使えるのは使えるかと思いますが、
シュラフに普通に全身インして朝までそのまま快適に寝ようと思うと
やはりその温度帯にあったシュラフの使用がベストであることは間違いないと思います。
(当たり前ですが。笑)


また冬用のシュラフの収納サイズが結構嵩張っているため、
暑いのに、わざわざ嵩張るものを他の積載を切り詰めて運んでいるというのが自分の中で何だか納得行かず、、

でも夏用だとまだ薄すぎて寒い。。。

そんな感じで、春から夏までにかけてコンパクトなシュラフを探していました。

バイク積載の為、春先で使えて収納サイズがコンパクトであることに重きを置いています。


いくつか候補が出てきたのですが、
収納サイズが良かったのと、シュラフカバー不要で、価格もお手頃だった為 ナンガのオーロラSTD 350に決めました。
あとカラーも黄色が好みだったので。



●使用感

最低気温が外気温7度,10度, 15度 の環境でそれぞれ使用してみました。

いずれもとても快適に熟睡することができ、
Applewatchで睡眠の質をいつも測っているのですが
いずれも85%以上の睡眠の質を確保できていました。

シングルキルトですが、温度がそこまで低いわけではないので
快適温度内での使用では全く快適性に問題はなかったです。

7度と15度で倍くらい違いますが、
15度の時は薄着で入り、またドローコード(フード紐)は絞らずに首もとも解放した状態で
寝入ることで快適にシュラフに入ったままで寝れました。

7度の時は、Tシャツにスウェットを着て寝て、暖かい感じで寝れました。
暑がりの人はもっと薄着でも問題なさそうです。

足元が多めにダウンが入っており、足元の冷えも感じにくくされています。


またシングルウォールのテントしか使用しないのですが、
気温差が激しい時はよく結露しますが
水滴などは気にせずに寝れています。




収納もφ15 x 25cmで結構小さいので、冬用を持ち運んでいたときと比べると半分くらいで、全然嵩張りません。
コンプレッションバッグを使えば、25cmをもっと短くできそうですが、

ダウンにあまり良くないことと、
標準の収納バッグでさえかなりキツキツな感じでしたので、
よほど積載制限がある場合以外は、避けた方が無難です。


また下限の2℃での使用はかなり厳しそうです。
暖かいインナーとの併用で耐えられるかもしれませんが、
通常キャンプでの使用は、快適温度(7℃)を目安に使用を検討してください。


比較

購入に際して、他に比較したものが

・ナンガ オーロラライト350DX(ダウン量:350g/750FP(撥水ダウン)/収納サイズ:φ13*23cm)
ナンガオーロラ350STD(350g/650FP/φ15*25cm)
・イージスマックス
・Soomloom(400g/650FP/φ18*21cm)
・ハイランダー (400g/650FP/φ16*32cm)
(価格順: 下が安価)


上記数種類と比較しつつ検討しました。
オーロラライトの350DXはとても気になりましたが、少しスペックが高すぎるかなといった感じもしました。
快適温度は5度となっており、4,5月には少し暑いかなとも思いました。
ただ収納サイズはとても魅力的です。

店舗でも実物でサイズ比較してみました。

STDの方が2cmずつ長さ、幅があります。
実際手に取って比べると、2cmでも実際比べると、ライトの方は数字より小さく感じました。
また重量もライトの方が230g程軽量になっています。



ただ、ライトは金額も更に1万円程上がるため、
尻込みしてしまいます。。

soomloomもハイランダーもダウン量はナンガの350勢に比べて50g多い”400g”。
650FPとSTDと同スペックで、
シングルキルト構造なので、
倍以上の価格のSTDはコスパ悪いようにも感じます。

ただ収納サイズでは小さい為、
そこまでの収納寸法にこだわりがないオートの方や、バイクでも積載の量のある方には
Soomloom, ハイランダー, イージスマックス辺りは非常におすすめで、
コスパ的には一番優れているかと思います。


あとはダウンの質、縫製や、チャックの噛み具合、防水性、日本製、などの違いがありますが
入門者や、使用できれば問題ないという方、費用重視という方には
先述した3メーカーあたりのダウンシュラフの方が良さそうです。




おすすめユーザー

★収納サイズが細長で小さい形がいい人
★品質にこだわりたい人
★イニシャルコストがかかっても、長くいいものを使いたい人

その中でもDX程のスペックはなくてもいい方にはSTDというモデルは
入門者向け、エントリーモデルという扱いでもありますし、ちょうど良いでしょう。


350g のモデルなら、平地のキャンプ場でインナーを工夫、マットをしっかりしたものを運用すれば、
3月中旬、末頃〜夏、〜9月下旬、10月頃まで使えるかと思います。(個人的に)



春用のシュラフ選びの参考になれば幸いです。